なぜ俺はお金を稼げないのか?アラフォーフリーランスのダメ思考【反面教師にどうぞ】

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2023年5月。

会社を半ばクビのような形で退職して、はや2年。

退職後、抜け殻のようになった自分は、したいこともなく、やりたいこともなく、できる事もなく。

ただただ、半年間の無職生活を送った。

 

そして、失業保険が切れたところで、いよいよヤバイと思い発見したのが、軽配送業のAmazonフレックス。

現在は、このAmazonフレックスを主として生活をしているが、当然ながら、会社員の時のような安定した収入もなければ、福利厚生も有給休暇もない。

収入も、妻の協力なしでは家庭を守っていけないほどだ。

 

副業に関しては、これまでもブログやライティング、物販などにチャレンジしてきたが、いっこうに成果をあげることはできず、今に至る。

本来であれば、「稼げる人の特徴7選!!私がフリーランスで年収1000万を達成した方法!!」のような具合でブログ記事を書くのが夢だったのだが、文字通り夢だったらしい。

何をやっても稼げない自分に幻滅していたが、ブログは好きだから辞めたくなかった。

そんなことを考えていたら、ふと思いついてしまった。

 

「あ、お稼げない俺の特徴を紹介すればいいのか。」

 

自虐ではない。

これは「リアル」だ。(認めざるを得ない)

 

今回は、全く稼げない自分の特徴を、頬を濡らしながら、思う存分紹介していきたいと思います。

俺と同じ道を歩なよ…

目次

稼げない人の特徴 ①稼げないポジションにいる

そもそも論。

稼げるポジションにいない。

というのが、最大の要因であることを、自分自身が理解しないといけない。

 

じゃあ、稼げるポジションとはなんぞや。

と言えば、皆さんご存知。

大手企業に勤めるか、公務員で出世するとか、スペシャルストになって独立するとか。

結局そういう話になる。

 

自営業で成功している人も一定数いるが、基本的なポジショニングは「大手企業」「公務員」というのが長い目で見たときはお金が残るのだと思う。

だって、お金があるところにお金は降ってくるのだから。

だから、みんな一生懸命勉強して「良い大学」に入って、「良い企業」に入れば安泰。

「終身雇用がない」「安定なんてない」と言われている現在でも、十分に手堅い。

 

賛否両論あるだろうが、残念ながら現実だ。

それと、塾に行くお金がない。大学に行くお金がない。子供の頃からお金をかけてもらっていない。

そのような「生まれた環境」が、ある程度の勝負をつけている。というのも、すでにデータとして出てしまってい(高収入の子供が、高学歴になりやす)

そんな受け入れ難い現実と社会構造を前提に、この話を勧めていく。

稼げない人の特徴 ②学歴がない

かれこれ何回か転職をしたことがある。

その度に当然ながら履歴書を書くが、工業高校卒の自分に書けることは無い。

少し給料が高いと思ったら「短大卒・大学卒」と書かれている。

 

また、あることをきっかけに警察官に誘われたことがあったが、公務員の場合は高卒と大卒でスタートの給料が違うし、出世も違うらしい。

今思えば、そのどれもが大したことではないように感じているが、いずれにせよ。

世の中では「学歴は関係ない」と言っているものの、履歴書に学歴を書いている時点で、「関係ない」なんてことが、あろうはずない。

稼げない人の特徴 ③親元で働いている

稼げない理由の中でも、比重が大きいと感じているのがこの部分だ。

私の両親はコンビニを経営しており、約20年の社会人経験の中で、14年近くをコンビニに費やした。

それ以外の部分は、いわゆる一般企業に勤めていたのだが、続いても2年程で、何かと理由をつけては居心地の良いコンビニに戻り、「店長」なんていう誰でもできる肩書きを引っさげ、偉そうに仕事をしていた。

しかも、退職理由は父親との確執が原因なのに、また鞘に戻る。

という、最悪な循環だった。

 

自分ではコンビニでそれなりに頑張ったつもりでも、結局は親の脛を齧っていただけ。

【妖怪すねかじり】と、自分で呼んでいるが、まさに画像通りだ。(鬼太郎に葬られたい)

 

加えて。

親元で、しかもコンビニという仕事では、履歴書に書けることはなく、そもそも「社会人」として認められていない。

コンビニの社員】は、フリーターに毛が生えた程度で、一般的な社会人としての基準に達していない。

ということを、退職後にこれでもかと痛感することになる。

稼げない人の特徴 ④圧倒的な継続力のなさ

これまで、いくつかの副業にチャレンジしてきたが、ことごとく失敗に終わった。

いや、これは「失敗」ではない、ただ勝手に諦めただけ。しかも早々に。

 

しかし、コンビニとはいえ、仕事は何年もすることができるのに、なぜ副業はすぐに諦めてしまうのだろうか。

この問いに関しては、④で紹介したいと思う。

 

これまでチャレンジしてみた副業を詳しく説明すると、ブログ・アフィリエイト、転売(せどり)、ライティング。

あとは普通にアルバイトもしてみたが、結局アルバイトをして「労働」で稼ぐのが一番手っ取り早い。

副業をしたことがある人なら、この答えに賛同してくれるのではなかろうか。

 

「ブログで稼ぐ!」と意気込んで、10万近いノートパソコンを買い、3ヶ月程度で終わったことがある。

そして、手も足も出ないまま、まるで池乃めだか氏のように「これくらいで勘弁してやる」と言い残して、その場を去っていく。

努力もせず、工夫もせず、我慢もせず。楽しみもせず。

 

ひたすら目先の結果ばかりに囚われて、「やっぱり違う」「俺には合ってない」「もう終わった業界」

終わっているのは、一体どちらなのだろうか。

 

継続が全てとは言わない。

時として方向転換も必要だとは思うが、だとしても、何一つ戦わないまま、小さいハンマーで数回叩いた程度で「この壁は壊れません」じゃ、壊せる壁も壊せない。

こうして文章にすると笑い話だが、先述したようなことを真顔でやっているのが自分であり、きっと「稼げない人」は、みんな理由をつけて「継続」という壁から、尻尾を巻いて逃げるのだと思う。

 

そうして、ほとぼりが覚めた頃。

性懲りも無く戻ってくる。

まじでクソだと思う。

 

そう。今の自分のように。

稼げない人の特徴 ⑤自立できない・してない

妻子がいる。

コンビニだとしても、それなりにコンビニの仕組みを理解し、売上利益を出し、従業員さんを雇いシフトを作って…

これはもう「それなりに大人で」「それなりに自立している」

と、思っていたようだが、それはどうやら妄想だったらしい。

 

コンビニを辞めて、軽配送業として個人事業主になった。

今もなお「自立した」とは思ってないし、そもそもこの社会構造の中で、完全に「自立する」ということができるのだろうか?という疑問もある。

電気、水道、ガス、食料、病院などなど、何一つ触れずに、全てを「自分の力だけ」で生きている人は、おそらく0に等しい。

この国は末端の人からも、もれなく税金を徴収してくるのだから。

 

とはいえ、会社から完全に離れた身からすると、「週5の8時間、月給25万、ボーナス3ヶ月」という設定があったとして、きっとそれは「自立していない」

確かに働いてはいるのだが、あくまでも「会社」という枠の中で、お金が「与えられている」というだけで、「稼いでいる」というのも、ニュアンスが違うと思っている。

 

最近では「副業OK」の会社も出てきているようだが、まだまだ浸透していないどころか、確定申告でバレるとバレないとか、そんな話のようだ。

もし、自分がコンビニ時代に戻れるのなら、必死に副業どころか、一つの収入源を探すと思う。

それは会社に依存せず、いつでも「辞める」という選択肢ができるようにするためであり、1人の社会人として「自立していく」ためでもある。

 

会社を辞めて、0からのスタートは、経験上きつい。

アリとキリギリスではないが、余裕があるうちに、自立という「備え」をする必要があるらしい。

稼げない人の特徴 ⑥スキル・専門知識がない

モノもヒトも、「希少性」に価値が付く。

というのが、人間社会の構図らしい。

 

大谷翔平選手が分かりやすいが、彼は「唯一無二」であり、彼のような人間が他にいないからこそ、「高いお値段」がついている。

残念ながら、この社会は人間に「値段」がついている。

アスリートは非常に分かりやすいが、社会人はほとんど差がない。

 

コンビニを例にするなら、もはやAIで出来るレジ作業に時給がついているだけでマシだと思ってしまう。

「誰でも出来る」=「安い」

「いっぱい作れる」=「価値がない」 (俺はうまい棒は大好きだけど)

 

要するに、稼ぐためには自分のスキルや専門性を磨き、「希少性」を高めないといけない。

「そんなこと言われても…自分にはそんなものないよ…」

 

そう。そんなこと言われてもない。

だから今、俺はこれを書いているのだ。

稼げない人の特徴 ⑦無駄な正義感

自分の中の「正しいこと」をしようとすると、それが必ずしも、会社や組織の方向性を合うわけではない。

「合うわけではない」というより、ほぼ100%に近い確率で合わないと思った方がいいし、何より会社や組織が求めているのは「従順」な人間であり、「個性」なんてものを求めてはいない。

 

「これはお客にとって正しくない」

「これは働く人にとって正しくない」

 

そんなワガママを言うと、誰かみたいに組織から追い出されて、誰も見ないブログを40近くにもなって書くことになる。

そう。誰かみたいに。

 

それがたとえ倫理的に正しいと思えないことでも、組織にとって正しければ、ある程度目を瞑って遂行しなければいけない。

なぜならそれが「社員」であり、「組織で働く」と言うことだから。

 

「型にハマらないことが良い」みたいな文面になっているが、そう言うことではない。

どこの組織にも必ずトップがいるし、指揮官がいる。

その組織にいる以上は、「その組織の方針に従う」という、ごく当たり前なことをする方が正しいに決まっている。

ただの歩兵が正しさなんてものを持っても意味がないし、「文句があるなら辞めちまえ」と言う方が、むしろ正しい。

 

その組織に属すのであれば、その組織の指示に従順に従う。

そのようなことを理解せず、自分の正義感や正しさなんてものを主張するから、こうなっているのだから。

稼げない人の特徴 ⑧マネーリテラシーの低さが生む浪費癖

10代。何も考えず、高いブランドの服を買った。月に4万使うと決めていた。

車を買った。何も考えず。

頭金はいらない。ローンは長めにして、月々を減らそう。支払いは、ちょっとくらい遅れても大丈夫。

クレジットカードを使った。分割すれば、高価な買い物も安心。

 

学校は、社会で生きるために重要なことを、何一つ教えてはくれなかったように思う。

今でこそ「金融の授業」なんて言葉を聞くが、実際にやっているかは不明だ。

 

もっと早く、株や投資信託を知っていれば、4万も洋服に使わなかったかもしれない。

もっと早く、「ブラックリスト」という言葉を知っていれば、支払いが遅れることはなかった。

もっと早く「金利」という言葉を知っていれば、その笑顔が偽物だと気づけたのかもしれない。

 

マネーリテラシーの低さが生む、「浪費癖」や「カモ客精神」

その洋服には、本当に金額相応の価値があるだろうか。

一回着ただけで半分以下の値段になってしまうようなら、すでに損している。

 

その人の笑顔を盲信して、信じてはいないだろうか。

高額な金利がかかっていても、その人は「金利払い過ぎですよ?」なんて言ってはくれない。

 

「頭金はなくても大丈夫です!」「ローンも長く組めば、月々の支払いは安くなりますよ!」

そうやって、笑顔で毎月お金を持ち去っていく。

何もわからない自分は、言われるがままお金を払う。

 

「稼ぐ」ということも大事だと思うが、「損をしない」という面も、同じくらい重要だと思う。

稼ぐことが攻撃なら、損をしないことは守備にあたる。

攻撃力がないのなら、せめて防御力をあげたいものだが。

無知な自分は、ただただ「良い消費者」として生きてきた。

 

稼げない上に、お金を守る力もない。

お金が手元に残るわけがないのである。

終わりに

話を戻すと、最初から裕福な家庭に生まれていれば、こんな風にはならなかったのかもしれない。

ここまで説明してきた通り、自分は「稼ぐ」ことはできていないし、お金を「守る」こともできていない。

 

ただ単純に「バカだから」と言われれば、それに反論する気はないのだが、自分が稼げない理由が必ずしも知能やセンスだけではないとも感じている。

じゃあ、何かというと。

 

育てってきた環境。 

 

特に親との関わり(我が家はとても仲が悪かった)や、学校教育、学歴による社会格差、もっと言えば体の強さや容姿のような、遺伝子すら影響しているのかもしれない。

かいって、現状をこれらのせいにしようとは思わないが、振り返ってみると、先述したような要素が生活に与える影響は少なくない。

 

誰もが大谷翔平のようにはなれない。

悲しいことを言えば、「個性、個性」と言いながら、現代社会においては殆どの人間が「モブ」でしかない。

しかし、そんな「モブ」も、一人一人を見ると、守るものや大事にしているものがある。

とりわけ、自分は家族を大事に思っているが、こんなモブでも家族だけは守りたいと思っている。

 

この記事を書きながら、改めて自分の現実を受け入れることになったが、モブはモブなりに、ボロ雑巾のように生きるのも、悪くないのかもしれない。(やだけど)

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